心霊科学協会誌の連載終了
2008-11-24


心霊科学協会誌のための書き下ろし「ITC〓電子機器が開く他界への扉」の連載が次で終了する。二ヶ月に一回で全16回。ということは、二年半くらい連載していたわけだ。
今回、ちょっと字数が余ったということで、ちょっとした後書きを書いた。でもって、なんとなくここにもそれを書きたくなった。

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心霊現象は存在しないという人は無知です。
心霊現象はあるがそれは霊の仕業ではないと言いきる人は勉強不足です。
心霊現象の説明に霊の存在を仮定する人を否定できないと言う人は博学です。

以前、うつ病の知人が結局のところ、投薬以外の治療を受けていなかったことに憤りを感じました。もう少しましな、カウンセリングまで受けられる診療所も確かにあります。ただ、西洋的な伝統医療ではそこまでしかいきません。それではなかなか治らなくて当然です。病気は全般的にそうですが、精神障害は特に霊的側面をのがして考えることはできません。

現在の医療の根本欠陥は、霊の存在を認めないところにあると言えます。一部の良識ある医師たちがそこまで考えて治療をしていますが、まだまだその数は足りません。そうした社会構造を変えるためには、しっかりとした論拠に基づいた、霊的側面も含む、本当の「心」に関する知識の流布が必要です。

40年近い自分の研究を元に、それをわかりやすく文章にしていくことは時間さえあれば問題ありません。しかしその「時間」が問題なのです。最近は「生きる」ことに集中し過ぎていて、死後の世界に関連する時間を持つことが少なくなりました。とは言え、これは当然の帰結なのかもしれません。死後の世界を研究するということは、生きている世界も含む、もっと果てしない巨大な世界を研究することですから。
[心・意識]

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