松田弦君に初演してもらった
2008-09-07


昨日は渋谷の公園通りクラシックスで、弦君のコンサート。客席は60程度で超満員。いちむじんの二人と新井先生は来ていたが、その他には、あちこちのコンサートでよく見るいわゆる「ギター関係者」はあまり見られなかった。また、客席の年齢層が若いのも印象的だった。

前半はクラシックで、後半はポピュラーおよび軽めのクラシック。最初はマイクを通したギターの、高域がカットされた音が気になったが、聴いているうちにそれはだんだんと気にならなくなって来た。

プログラムはこんな感じ。

セビリアーナ:トゥリーナ
プレリュード:バッハ
椿姫の幻想曲:アルカス
ソナタ:ブローウェル
***
フリアフロリダ:バリオス
Zaqu:長岡克己
最期の日の物語:siyoh
オーバー・ザ・レインボー:武満徹編曲
涙そうそう:ビギン
フォーコ:ディアンス
おぼろ月夜

今回彼に書いた軽めの小品「最後の日の物語」は、なかなかいい出来だったと思う。初演でこれくらい弾いてくれれば、作曲家としては非常に嬉しい。

他の曲を聴いて思ったのが、数ヶ月前の大倉山での演奏会を聴いて感じたあるものが、今回はかなり出ていたということ。簡単に言うと、その前までの彼の演奏の印象は、あの風貌にはおよそ似合わない、丁寧できめ細かいものだった。しかし昨日の演奏は、そのきめ細やかさを結構残しながらも、かなり風貌に似合った(!)感じに進化した演奏だったのだ。聴いていて退屈しなかったし、これからますます頑張って欲しいと思う。
[ギター]

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